皆さんこんにちは、しきファミリークリニックスタッフです。
一雨ごとに暖かくなり、桜の花も、待ってました!かのようにさき始めてましたね🌸
今回は小児の予防接種のお話しをしたいと思います。
*予防接種が果たしてきた役割
日本は戦後、衣食住や医療の発展によって長寿国となりました。
日本人の平均寿命は、2023年には男性81.09歳 女性87.14歳となっています。
その最大の要因は、感染症による死亡、特に子どもの死亡が激減したためです。
戦後間もない頃は、生まれた赤ちゃん1000人中100人以上がお誕生日を迎える前に
流行する感染症の犠牲になり亡くなっていたそうです。
衛生環境や栄養状態の改善、1948年に制定された『予防接種法』に基づいたワクチンの
普吸によって感染症の大きな流行が見られなくなり犠牲になる子どもは大きく減少しまし
た。
*予防接種の大切な目的
1.受ける本人のため
2.自分の回りの大切な人を守るため
ワクチンをする事で自分の体を守ってくれる『免疫』を身につける事ができ、感染症にかかりにくい体をつくり、感染しても重症にならないようにすることができます。
また、病気によっておこる合併症の予防もしてくれます。
予防接種は本当に大切ですね。
*予防接種の種類
予防接種には、ロタウイルス、B型肝炎、小児用肺炎球菌、5種混合、2種混合、BCG、
MR(麻疹.風疹)水痘、おたふくかぜ、日本脳炎、子宮頸がん、インフルエンザ、
新型コロナウイルスワクチンがあります。
小児の予防接種はたくさんありますね。それぞれワクチンの内容、スケジュールを理解
してワクチンで防げる病気からお子さんを守りましょう。
乳幼児期(1歳になるまで)
この時期は赤ちゃんにとって最も多くのワクチンを短期間に接種しなければいけませ
ん。推奨されている接種時期は、2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月、5ヶ月でロタウイル
(2回または3回接種)B型肝炎、小児用肺炎球菌、5種混合(それぞれ期間を空けて3
回接種)BCG(5ヶ月から1歳未満)を行います。
たくさんあって大変だと思われますが、この時期はお母さんからの免疫を赤ちゃんが
受け継いでいるのと、外出する機会も少ないため風邪をひくことがあまりありません
そのため、予定通り接種をすすめることができ、また一度に同時接種できるためスケジ
ュールも組みやすいです。
幼児期(1歳から3歳)
1歳過ぎると、MR(麻疹、風疹)、おたふくかぜ(1歳で1回目、年長さんで2回目)
水痘(1歳で1回目、3ヶ月空けて2回目)小児用肺炎球菌追加接種を行います
一度に4本接種しても良いですし、何回かに分けて接種しても構いません。
分けて接種する場合は、注射どうしの間隔に気を付けましょう。
生ワクチン→生ワクチン 4週間以上空ける
生ワクチン→不活化ワクチン 次の日から接種可
不活化ワクチン→生ワクチン 次の日から接種可
不活化ワクチン→不活化ワクチン 次の日から接種可
生ワクチン・・・MRワクチン、水痘、おたふくかぜ
不活化ワクチン・・・5種混合、小児用肺炎、日本脳炎、2種類、子宮頸がん、
インフルエンザ、新型コロナウイルスなど
注)ロタウイルスワクチンは経口生ワクチンなので次の日から接種可
幼児期(3歳から就学まで)
3歳と4歳では日本脳炎の接種が行われます。3歳で2回接種し、その1年後に3回
目を接種します。最初の2回でしっかり免疫を付けて、追加接種をすることによって
さらに強い免疫を付けることを目的にしています。
年長さんになると小学校1年生になるまでに(3月31日まで)に、MRワクチン、
おたふくかぜの2回目を接種します。
1回目との間隔が空いてしまうので忘れてしまいそうですが、2回接種することで
しっかりとした免疫がつきますので、必ず接種するようにしてください。
おたふくかぜにかかると合併症によりまれに難聴になってしまいます。
一生治らなくなってしまうので是非忘れずに接種していただきたいです。
学童期(小学校入学以降)
9歳~12歳 日本脳炎2期
11歳~12歳 2種混合
12歳~16歳 子宮頸がんワクチン
これらは定期予防接種のため、公費負担(無償)で接種できます。
(おたふくかぜは一部負担金あり)どの予防接種も大切なものばかりです。
適切な時期に忘れずに接種しましょう。
*スケジュールの作成
赤ちゃんは生後2ヶ月からたくさんの予防接種を受け始めます。同時に複数のワクチンを
接種し、期間を開けて複数回接種するものもあります。
スケジュールを組んで、適切な時期に効率よく行うことが大切です。
初めて受ける予防接種、ちょっとしたことが気になり心配になる事もたくさんあると思います。
当クリニックではスケジュールの相談、作成を行い、接種時は医師によるワクチンの説明もしっかり行っております。心配な事はいつでもご相談ください。