【2025年夏最新版】熱中症から身を守れ!~中高生にも知ってほしい5つのポイント~|しきファミリークリニック|岡崎市柱曙の内科・循環器内科

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【2025年夏最新版】熱中症から身を守れ!~中高生にも知ってほしい5つのポイント~

しきファミリークリニック院長の志貴祐一郎です🫀
  
 
 
 
 
毎年、夏になるとニュースで耳にする「熱中症」

すでに当院でも脱水症、熱中症で受診される方もチラホラ😭
でも、「自分は若いし元気だから大丈夫!」なんて思っていませんか?

実は、熱中症で救急搬送される人の中には、10代の中学生や高校生もたくさんいるんです。特に、部活中や体育の授業、通学中に倒れてしまうケースが多発しています。

今回は、中高生のみなさんにもわかりやすく、そして「なるほど!」と思ってもらえるよう、熱中症の正体とその対策を解説していきます。家族で読める内容なので、ぜひシェアしてみてくださいね!
 
 

◆そもそも「熱中症」って何が起きているの?

熱中症とは、体の中の「熱のバランス」が崩れてしまう状態のこと。
本来、私たちの体は汗をかいたり、血管を広げたりして体温を調整しています。

でも、外があまりに暑かったり、水分が足りなかったり、暑さに体が慣れていなかったりすると…
 

  • 体の熱をうまく逃がせなくなる
  • 水分や塩分が足りなくなる
  • 内臓や脳に十分な血液が行きわたらなくなる

 
こうした状態が重なることで、「めまい」「けいれん」「意識がもうろう」など、命に関わるような状態に陥ってしまうのです。 
 

  
 

◆実録!中高生に多い熱中症のシーンとは?

文部科学省や環境省のデータからもわかるように、10代の熱中症の多くは「屋外活動中」に起こっています。
 

  • よくあるケース①:部活の練習中

「まだ大丈夫」「休んだら怒られる」と無理して続けてしまい、気がついたときにはふらつきや嘔吐。実際に毎年、甲子園予選の途中で搬送される選手もいます。
 

  • よくあるケース②:登下校中

夏の朝は思ったより暑くなっています。マスク着用や荷物の重さ、日差しの強さも重なって、家に着くころには頭がガンガン…。
 

  • よくあるケース③:体育の授業や合宿

「周りも頑張ってるし…」と我慢しているうちに症状が進行。特に初夏は、体が暑さに慣れていないため要注意です。
 
 

◆熱中症は「根性」で防げない!5つの対策ポイント

では、どうすれば熱中症を防げるのでしょうか?
キーワードは「予防」「気づき」「休む」の3つ。具体的には以下の5つのポイントを意識しましょう!
 

① のどが渇く前に水分補給!

水だけでなく、塩分も大事。スポーツドリンクや経口補水液(OS-1など)がおすすめ。目安は「1時間にコップ1杯」。
 

② 朝ごはんは絶対に抜かない

朝食をとらないと体力が落ちて熱中症になりやすくなります。特に塩分を含んだみそ汁や梅干しは熱中症対策に◎。
 

③ 帽子や日傘を使って「直射日光カット」

夏でも日傘を使う男子、最近は増えてきています!恥ずかしがらずに自分の体を守りましょう。

④ 「おかしいな?」と思ったらすぐに伝える

少しでも「ふらつく」「気持ち悪い」「汗が止まらない」と感じたら、すぐに先生や友達に言いましょう。軽度のうちに対応できれば重症化は防げます。
 

⑤ 暑さに「慣れる」ことも大切

夏本番の前に、毎日少しずつ屋外で体を動かしておくことで、暑さに強い体になります。これを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」といいます。
 
 

 
 

◆知っておきたい!熱中症の初期サイン

以下のような症状が出たら「軽度の熱中症」を疑ってください。
 

  • めまい、立ちくらみ
  • 筋肉のけいれん(こむら返りなど)
  • 大量の汗
  • 気持ち悪さ、頭痛

 
この時点で対応すれば、回復は早いです。
すぐに日陰に移動し、水分と塩分をとりましょう。

「汗が出なくなった」「意識がぼんやりする」「呼びかけに反応しない」などの重症サインがあるときは、すぐに119番です!
 
 

◆最後に:自分も、周りの人も守れる人になろう

熱中症は「防げる病気」です。
でも、油断していると一気に重症化することもあります。

「自分は大丈夫」と思わず、仲間や家族にも「水分とってる?」「ちょっと休もうか?」と声をかけてあげられる人になりましょう。

そして、もし体調に不安を感じたら、無理せずクリニックで相談してください。
しきファミリークリニックでは、熱中症の初期対応やアフターケアも行っています。
何かあれば、いつでもご相談くださいね!
 
 

記事を書いた人
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院長:循環器内科専門医
志貴 祐一郎

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