インフルエンザの新常識??フルミスト?注射のワクチンとどう違うの?    ~岡崎市の内科・小児医が解説!~|しきファミリークリニック|岡崎市柱曙の内科・循環器内科

愛知県岡崎市柱曙1-10-15

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インフルエンザの新常識??フルミスト?注射のワクチンとどう違うの?    ~岡崎市の内科・小児医が解説!~



注射が苦手なお子さまも安心!鼻にシュッとするだけ「フルミスト」でインフルエンザ予防

 

「毎年、子どもが注射を怖がって大変…」「大切な受験シーズン前に、何度も病院に通うのは負担…」。そんなお悩みを抱える保護者の方に朗報です。
 

当院では、注射をしない「フルミスト」というインフルエンザワクチンを今年から導入します。
 
フルミストは、注射器を使わずに鼻の中にスプレーで接種するタイプの新しいワクチン。
 
痛い思いをせずにインフルエンザを予防できる、お子さんにぴったりの選択肢です。

 
この記事では、フルミストのメリットや、従来のワクチンとの違いを分かりやすく解説します。


 
 

フルミストってどんなワクチン?

 

フルミストは、弱毒化した生きたウイルスを使った「生ワクチン」です。

これを鼻にスプレーすることで、体の免疫システムが自然な形でウイルスを認識し、インフルエンザに対する抵抗力をつけます。


最大のメリットは、なんといっても「痛くない」こと。鼻に少量の液体が入る感覚はありますが、針を刺す痛みがないため、お子さんの負担が少ないです。


さらに、鼻や喉の粘膜で直接免疫がつくため、自然な形で強い免疫効果が期待できます。

そして何より、1回の接種で1シーズン効果が持続すると言われており、受験シーズンもばっちりです!

 
 

徹底比較!フルミスト vs 従来の注射ワクチン

 

フルミストと、従来の注射型の「不活化(ふかつか)ワクチン」には、以下のような違いがあります。どちらの予防法がご自身やご家族に合っているか、ぜひ比較してみてください。
 




フルミスト接種に関する注意点と副反応

 

フルミストは、すべての方が接種できるわけではありません。接種を検討される際は、必ず以下の点をご確認ください。
 

  • 対象年齢: 2歳〜18歳までの方が対象です。
     

  • 接種できない方:

    • 発熱などかぜ症状のある方

    • 喘息の方

    • 重度の免疫不全のある方

    • フルミストでアナフィラキシーを起こしたことがある方

    • 妊娠中や授乳中の方

    • ゼラチンや卵に重度のアレルギーがある方

    • アスピリンを内服中の方

    • その他、詳しくは医師にご相談ください。
       

  • 副反応について:

    • 接種後に鼻水、鼻づまり、頭痛、嘔吐、筋肉痛、発熱、咽頭痛などがみられることがあります。これらの症状は一般的に軽度で、自然に治まることが多いです。


 

まとめ:最適な予防法を一緒に考えましょう

 

インフルエンザの予防接種には、フルミストのように注射が不要な新しい選択肢も増えてきています。大切なのは、痛みの有無やワクチンの種類だけでなく、ご自身やご家族のライフスタイル、健康状態に合った予防法を選ぶことです。
 

お子さんや受験生、そしてご家族の皆様が、インフルエンザを気にせず健やかに冬を過ごせるよう、ぜひ当院にご相談ください。
 
 

記事を書いた人
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院長:循環器内科専門医
志貴 祐一郎

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