あなたのイビキ大丈夫?睡眠時無呼吸症候群に注意|しきファミリークリニック|岡崎市柱曙の内科・循環器内科

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あなたのイビキ大丈夫?睡眠時無呼吸症候群に注意



こんにちは。
しきファミリークリニックスタッフです。

皆様、突然ですが睡眠時無呼吸症候群というご病気はご存じでしょうか?

新聞やテレビなどで1度は耳にする言葉ではないでしょうか。

寝ている間に鼾で喉が痛い、家族に「寝ている間に、息が止まってるよ」と指摘される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も息がとまる病気です。

10秒以上息がとまる状態を医学的には「無呼吸」と呼んでいます。

睡眠中に平均して1時間に5回以上無呼吸が生じる場合には、この病気と診断されます。

また、何度も息がとまると眠りの質が悪くなり、日中の眠気や体のだるさなど社会生活に影響を及ぼすこともあります。

睡眠時無呼吸症候群の方が運転中に交通事故を起こしたという痛ましい事件も起きたほどです😨


睡眠時無呼吸症候群の主な症状としては、

①大きないびき
②睡眠中の呼吸停止
③日中の眠気
④集中力の低下
⑤頭痛

があります。



睡眠時無呼吸症候群には、2種類のタイプがあります。

中枢性睡眠時無呼吸症候群と閉塞性睡眠時無呼吸症候群に分けられます。

中枢性睡眠時無呼吸症候群とは、脳から呼吸をする指令が来なくなるせいで起こります。
中枢性睡眠時無呼吸症候群の主な原因としては、脳卒中や心機能低下でよくありますが発症のメカニズムは完全には判明していません。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは、空気の通り道が狭くなることで起こります。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の主な原因としては、肥満や小さいあご 、舌の根元が落ち込む舌根沈下 、お酒 、睡眠薬の使用 、鼻炎などの鼻づまりなどで生じます。

小児では、扁桃腺が大きいことで起こることもあります。

肥満などが改善することで、睡眠時無呼吸症候群の改善にもつながります。

睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気を引き起こすのみではなく合併症も起こりやすくなります。無呼吸によって、血液中の酸素が欠乏し心臓や脳、血管に負担がかかり脳卒中や心筋梗塞などの重篤な病気を引き起こすこともあります。
 
診断方法 としては、
無呼吸症候群の診断は、医師による問診や身体検査、さらには睡眠ポリグラフィ(睡眠時の生理データを記録する検査)を通じて行われます。
当院では、自宅で簡易的な検査を行うことができるシステムを採用しております。

寝ている間に、イビキをかいていないか呼吸が浅くなったり止まったりしていないか、血液中の酸素が低下していないかを調べる検査です。




検査時には、小型のモニターを装着しますが上の図のような簡易的なものです。

検査結果をもとに、患者さんに適した治療具を選定しております。
 

また、生活習慣の改善のお手伝いもしておりますので、遠慮なくご相談ください。ご心配なかたは、当院までお気軽にお越しくださいね。