更年期を笑顔で乗り切る!プラセンタ注射がもたらす体と心の変化    ~岡崎市の内科医が解説~|しきファミリークリニック|岡崎市柱曙の内科・循環器内科

愛知県岡崎市柱曙1-10-15

トピックス TOPICS

更年期を笑顔で乗り切る!プラセンタ注射がもたらす体と心の変化    ~岡崎市の内科医が解説~

しきファミリークリニック院長の志貴祐一郎です🫀


「なんだか最近、体がだるい…」「夜中に何度も目が覚めてしまう…」「些細なことでイライラして、家族に当たってしまう…」

 
もしもあなたが今、そんなつらい不調に悩んでいるとしたら、それは決して「歳のせい」とあきらめてはいけないサインかもしれません。その不調、もしかすると「更年期障害」のせいかもしれません。

 
更年期障害の症状は人それぞれ。顔がほてる、汗が止まらないといった身体的な症状から、不安感、うつ状態といった精神的な症状まで多岐にわたります。しかし、「病院に行くほどでもないかな…」と、一人で悩みを抱え込んでしまう方が多くいらっしゃいます。

 
当院は、愛知県岡崎市にある内科・小児科クリニックとして、これまで多くの地域の皆さまの健康をサポートしてきました。そしてこの度、そんな更年期障害のつらい症状にお悩みの方のために、保険適用で受けられるプラセンタ注射(メルスモン)を開始いたしました。
 

美容目的で知られるプラセンタですが、医療用として国の承認を受けた医薬品は、更年期障害の治療薬として非常に有効です。この記事では、プラセンタが更年期にどう働きかけるのか、そして当院の治療について詳しく解説します。


 
 
 

 
更年期障害とは? 女性の体に起こる「ホルモンのゆらぎ」

 

私たちの体は、様々なホルモンによってバランスが保たれています。特に女性にとって、エストロゲン(卵胞ホルモン)は心身の健康を保つ上で非常に重要な役割を果たしています。しかし、40代から50代にかけて、卵巣の機能が低下し始めると、このエストロゲンの分泌量が急激に減少します。
 

このホルモンバランスの乱れが、自律神経の働きにも影響を及ぼし、ホットフラッシュ、多汗、動悸、めまいといった身体的な症状や、不眠、イライラ、憂鬱といった精神的な症状を引き起こします。これらが日常生活に支障をきたすようになった状態が、更年期障害です。
 

症状には個人差が大きく、「自分だけがこんなにひどいの?」と孤独を感じてしまう方もいますが、決して珍しいことではありません。適切な治療を受けることで、症状を和らげ、快適な毎日を取り戻すことができます。


 

プラセンタ(メルスモン)が更年期障害を和らげるメカニズム

 

「プラセンタ」という言葉を聞くと、「美容に良い」「お肌がきれいになる」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。確かにプラセンタには肌のターンオーバーを促すなどの美容効果も期待できますが、医療現場ではもっと幅広い目的で使われています。
 

当院が更年期障害の治療に用いる「メルスモン」は、人の胎盤から抽出された安全性の高い医薬品です。胎盤は、お母さんのお腹の中で赤ちゃんが育つために、必要な栄養分や成長因子を供給する大切な臓器。その胎盤から有効成分を抽出したメルスモンには、以下のような効果が期待できると言われています。
 

  • 自律神経のバランスを整える: 更年期障害の多くの症状は、自律神経の乱れが原因で起こります。プラセンタには、交感神経と副交感神経のバランスを整える作用があり、ホットフラッシュや動悸、不眠といった症状の緩和につながります。
     

  • ホルモンバランスを調整する: 直接的に女性ホルモンを補充するわけではありませんが、プラセンタには、体のホルモン環境を整える働きがあります。これによって、ホルモン分泌の乱れからくる不調を穏やかに改善します。
     

  • 免疫力を高める: 風邪をひきやすくなった、疲れが取れない…そんなお悩みも更年期にはよく見られます。プラセンタは免疫細胞を活性化させ、体の抵抗力を高める効果も期待できます。
     

  • 新陳代謝を促し、血行を良くする: 全身の細胞を活性化させることで、肩こりや冷え、だるさといった症状の緩和にもつながります。
     

プラセンタは、特定の症状だけでなく、更年期障害のつらい症状全般にアプローチできるため、心と体の両面から不調を改善していくことができるのです。



 

 
当院のプラセンタ治療(メルスモン)について|保険適用の条件と安全性

 

当院では、更年期障害の治療として、メルスモンを用いたプラセンタ注射を保険適用で提供しています。

 

メルスモンは更年期障害の治療薬として国が認可

 

日本国内で厚生労働省の認可を受けているヒト胎盤由来製剤には、メルスモンとラエンネックの2種類があります。

  • メルスモン: 更年期障害、乳汁分泌不全の治療薬として認可

  • ラエンネック: 慢性肝疾患における肝機能障害の改善薬として認可

当院では、更年期障害の治療として、目的に合致したメルスモンを使用しています。

※美容目的の場合は自費で行っております。
 
 

保険適用の条件と治療の流れ

 

保険適用でプラセンタ注射を受けられるのは、「更年期障害と診断された45歳~59歳の女性」です。

治療の流れはとてもシンプルです。

  1. 診察・問診: まずは医師が詳しくお話を伺います。現在の症状や既往歴、生活習慣などについてお聞かせください。当院オリジナルの問診票を使って、症状のチェックも行います。

  2. 診断: 内臓疾患から同様の症状を来すことがあるので、基本的には診断のために血液検査をご案内しています。

  3. 治療方針の決定: プラセンタ注射の効果や副作用、治療計画について詳しくご説明し、ご納得いただいた上で治療を開始します。

  4. 治療開始: 最初は、週に3回程度の注射を推奨しています。多くの方が、数回注射を続けることで効果を実感し始めます。症状が落ち着いてきたら、医師と相談しながら注射の頻度を減らしていくことも可能です。
     

※費用について:
  初診:検査の有無・内容によりますが、1000~4000円程度
  再診:500円程度
 
 

安全性について

 

メルスモンは、厳格なウイルス検査をクリアした健康な日本人の胎盤を使用しています。さらに、製造過程で高圧蒸気滅菌を行うことで、HIVやB型・C型肝炎ウイルスなどのウイルスや細菌を不活化し、安全性を確保しています。

これまでにメルスモンを原因とする感染症の報告は国内ではありませんが、理論上のリスクを完全に否定できないことから、メルスモンを注射された方は、生涯にわたって献血ができなくなりますので、あらかじめご了承ください。


 
 

プラセンタ注射の効果をさらに高める生活習慣のポイント

 

プラセンタ注射は、更年期症状の改善に大きな効果を発揮しますが、それだけで全てが解決するわけではありません。治療と合わせて、日々の生活習慣を見直すことで、さらに効果を高めることができます。
 

  • バランスの取れた食事を心がける: 特に、大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをすると言われています。納豆や豆腐、豆乳などを積極的に取り入れましょう。また、イライラを抑えるカルシウムや、貧血予防に役立つ鉄分なども重要です。
     

  • 適度な運動を習慣にする: ウォーキングや軽いジョギング、ヨガ、ストレッチなどは、血行を良くし、気分転換にもなります。無理のない範囲で、毎日少しずつ体を動かすことを意識しましょう。
     

  • 質の良い睡眠をとる: 不眠も更年期の代表的な症状です。寝る前にリラックスできる時間を作る、就寝前にスマホを見ない、寝室の環境を整えるなど、安眠のための工夫をしてみましょう。
     

当院では、内科医として、こうした生活習慣のアドバイスも積極的に行っています。プラセンタ治療と合わせて、食生活や運動、睡眠など、トータルであなたの健康をサポートいたします。



 

「更年期だから仕方ない」とあきらめないでください

 

更年期は、女性なら誰もが経験する体の変化です。しかし、つらい症状を一人で我慢する必要は決してありません。
 

プラセンタ注射は、体の内側から根本的に働きかけ、更年期のつらい症状を和らげることができます。そしてそれは、あなたの日々の暮らしに笑顔を取り戻し、前向きな気持ちで過ごせるようになることにつながります。
 

「これって更年期かな?」と少しでも感じたら、まずはお気軽にご相談ください。皆さまが、年齢を重ねることを楽しみに、自分らしく輝けるよう、私たちも精一杯お手伝いさせていただきます。
 

当院は、内科・小児科クリニックとして、小さなお子様からお年寄りまで、ご家族皆様の健康をサポートする「かかりつけ医」でありたいと考えています。
 

【重要】 プラセンタ注射は、医師による診察と診断が必要です。ご希望の方は、まずはお電話またはウェブサイトからご予約をお願いいたします。→予約はこちら
 

記事を書いた人
↓↓↓
院長:循環器内科専門医
志貴 祐一郎

院長プロフィール👈クリック